"実名報道"で少年犯罪抑止は可能か?

 今年2月、神奈川県多摩川河川敷で13歳の中学1年生の少年Aが殺害され、少年3名が殺人容疑で逮捕された少年犯罪が起こる。本来、少年法61条では氏名・年齢・容ぼう等、記事、写真を新聞・版物に掲載してはならない、とある。 


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 ところが翌3月、週刊新潮は3人グループのリーダーを実名報道した。僕は今回の週刊新潮は支持している。犯罪被害者の個人情報は明け透けに報道され加害者の側は覆い隠される少年法61条の立て付けに疑問を感じていたからだ。 
さて、見出しに挙げた「実名報道が犯罪抑止になるか」
 僕は無理だと思う。犯罪を犯した大半の少年、少女が、自分の行為に正当性を持っているからだ。特に「サカキバラセイト」を名乗る元少年Aの手記をみれば明白だ。何より殺された子供たちが可哀想でならない。


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〈番外編〉アメリカ新大統領の真価


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 2016年のアメリカ大統領選の戦いは既に始まっている。候補も未だ未確定だ。
当初、最有力視されていたヒラリー・クリントン氏は自身の持病の悪化もあり、アメリカ現状の内政、外交の激務に耐えられるかと言う懸念から民主党内でも不安の声が広まっている。


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 昨年11月、アメリカ中間選挙民主党は大敗を喫した。オバマ政権の国内外での失墜が露呈した結果だ。そんな中、同党のヒラリーがあっさり新任を得るとも思えない。 
 今、米国民が願っているのは、かつての強いアメリカ・大陸No.1アメリカではないだろうか。 
経済に関しては危機は逃れたものの、一時はデフォルト寸前まで追い込まれた。安全保障に至っては2013年、米中会談で、バイデン副大統領が持ち帰った「大平洋2分割」に肯定的だったオバマ大統領。海外目線では「死に体」と見るべきだろう。




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さはさりながら、現大統領の任期は残り1年。新候補についても書きたかったが、今回はここで留める。

SB松田、巨人へ移籍か?


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日本シリーズ第2戦まで終了して、ここまでソフトバンクが2勝とリードしており、日本一の可能性は57.5%と言われている。
ダイエー時代からホークス日本一=主力選手の流出というジンクスがある。99年には工藤、2003年には小久保、2011年には杉内と、いずれも金銭面ではなくフロントとの確執からチームを離れている。


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今年FA権を取得した松田。現年俸は推定2億2千万。権利行使した場合、年俸が大きく跳び跳ねるのは確実だ。ソフトバンクに残留するにしても複数年契約(4年)で25億円の大型契約は確実だ。
シーズン終了後、無事に更改出来るのか。もし決裂した場合、現状、これだけの大型補強が出来るのは由伸ジャイアンツしかいないだろう


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現代の大人が思う成人者とは?

 

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 改正国民投票法が20歳から18歳に引き下がり世論では賛否両論だ。
異を唱える40%は成人に成るか成らないかの息子、娘を持つ親、とりわけ母親だ「20でも若すぎる。22位でも良いのでは」何故かと尋ねると「私の子供達をみたらわかります」。こんな話を聞くと子供の前に親の精神年齢を疑ってしまう。
 

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 1997年秋、僕の自宅に市議会議員選挙の投票案内が届いた。大人の仲間入りが出来たのだと、つい最近の出来事の様に覚えている。
昨今、「投票しない権利」を声高に言う若者には心底がっかりする。そんな権利はない。国民投票の権利を放棄するなら自分の不幸を国や社会のセイにして欲しくない。


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我が子や社会が、より良い社会を目差す道しるべを作っていきたい。

「ライドシェア」で新たなビジネスを確立


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 安倍総理大臣は今月20日、政府の国家戦略特区諮問会議で、一般のドライバーがマイカーに有料で客を乗せる「ライドシェア(相乗り)」を地域限定で認める意向を表明した。


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 僕は個人的に賛成だ。少子高齢化の現在、とりわけ過疎地ではバスの運行が激減し、自動車の運転が困難な高齢者の買い物、通院等に高運賃のタクシーを利用するより適している。外国人観光客へも、"おもてなし"の観点ではプラスになると思うからだ。


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 当然、タクシー業界は猛反発するだろう。2種免許の無い素人ドライバーに"白タク"を合法化させるなど怪しからんと。確かに運転技術面に懸念はあるとしても、タクシードライバーが大きく優れているとも思わない。彼等の過信から出る車線割り込み、前方車への煽り行為等も問題だ。
 自動車業界に詳しいジャーナリストの福田俊之氏がライドシェアに適したドライバーを挙げている。
「普段から旅館、施設で多くの客をマイクロバスで送迎している人や、宅配便の運転手などは運転技術もしっかりしているので最適。その他、各地に点在するカーディーラーやレンタカー業者なら、車も持っているし、メーカーの信頼もあるので、安心です」
 一味違うマイカーライフが確立出来ると思うのだが。


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岩手の星(スター)馬"ロックハンドスター"


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 地方自治体活性化の目的で出来た地方競馬。岩手競馬も1991年には690億円の売上金を計上し県の財政を潤した。


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 ところがバブル崩壊後、地方競馬の年間収益金は右肩下がりになって行き、各地方自治体は地方競馬廃止の動きを見せ、2000年から加速していく。2001年に中津(大分県)と新潟、02年度には足利(栃木県)、益田(島根県)、03年には上山(山形県)、04年度には高崎(群馬県)と宇都宮(栃木県)が競馬開催廃止となった。


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 2007年、岩手競馬も赤字経営となり、議会で廃止の賛否を問う瀬戸際の中、ロック(岩)ハンド(手)スター(星)は産まれた。


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 2010年、3歳になったロックハンドスターは岩手競馬3冠レースと言われているダイヤモンドカップ、不来方賞ダービーグランプリを制覇し、3歳三冠という偉業を達成し、岩手競馬に光を与え、ロックは「岩手の星」と呼ばれる様になり翌年の帝王賞を視野にローテーションが組まれた。そんなときに・・・・・・・


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 2011年3月11日、東日本大震災が起こり岩手競馬の存続は絶望的となった。
 岩手競馬を維持させる手段は、ロックハンドスターが復興支援レースである 「マイルチャンピオンシップ南部杯」に出走する事だった。
震災での馬の疲労はピークに達しており、前走から20キロ減の馬体だ。主戦騎手、管原勲は「馬がこんな状態でレースが出来る訳が無い」と騎乗拒否。管原俊吏が乗り変わる


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東京競馬場ゼッケン7枠13番のロックハンドスターはスタート後、芝からダートに切り替わる境目で脚に故障を発生し落馬。そのまま予後不良の措置が取られ、この世を去った(享年4才)
 この日行われた 「マイルチャンピオンシップ南部杯」の売上金は、東日本大震災義援金となり、岩手競馬廃止の声もなくなった。

 あれから4年半、岩手競馬は今日も元気に開催している


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ドラフト"逆指名制"こそ選手冥利に


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 2006年を最後に廃止された"逆指名制度"。功労や栄養費名目で裏資金が支払われた一場事件、西武による選手15人に対し計12億円の超過契約金が発覚したこと等が大きな原因だ。


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 ドラフト前の選手のコメントを見ると「在京圏がいい」「12球団どこでもOK 」と、割と文言に限りがある。「阪神以外、興味がないです」「小学生の時から憧れてたジャイアンツに入団したい」と言ってくれた方がファンはよりその選手を後押しするのではないだろうか。


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 プロの世界に入る以上、年俸は大事だ。ただ、プロを目指す若者は入団したいチームの1つや2つはあるだろう。かつてPL学園清原和博ジャイアンツ入団が出来ず記者会見で涙を流し、沖縄水産新垣渚ダイエーに行けずオリックスの編成部長が自殺する等不幸な出来事も少なからずあった。その後、清原はFAで巨人へ、新垣は希望入団枠でダイエーへ年を重ねて結果的に入団する。選手個々に入団チーム希望があれば初めからそれを叶えてやるのが本道だと思う。


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 自分が選んだチームでプレイし成功すれば、やり甲斐も高まるだろうし、失敗しても悔いは残らない。戦力均衡を図るためと言ってもFA や外国人助っ人で金銭的大型補強が出来るのだから戦力均衡なんてあり得ない。選手自身の思いをドラフトに反映させる"逆指名制度"は復活させるべきだと思う。


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