改悪?改善? 改正労働者派遣法

9月30日からスタートする改正労働者派遣法。１番困惑しているのは秘書、通訳、受付嬢等、"特定26業種"に該当する人達だろう。今まで彼等は"雇用の期間に定めがない"中で仕事をしてきて、今回の改正で"上限３年"となった訳だから。
では派遣先の企業の側から見たらどうだろうか?仮に上限の3年がやって来て｢ハイ、さよなら｣という事は僕は出来ないと思う。よほど能力が無い、よほどの怠け者なら話は別だが、専門性の高い職業に従事する人材を企業があっさりとクビにするとは思えないからだ。だとすれば3年後に"無期限で再雇用"もしくは"人件費がかさむけど正社員として再雇用"というシナリオも見えてくる。やってみないと分からない制度だが、｢正社員であれ非正規であれ同一労働同一賃金であれば良い。というより、それこそが問題の核心｣というのが僕なりの考えだ。