マンガ『美味しんぼ』の功罪


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僕は25~30歳半ば位まで、マンガ『美味しんぼ』はコミック本で62巻まで見ている。主人公の山岡士郎と同僚、栗田ゆう子が結婚し、新婚生活を送っている辺りか。
本編の中で、"生き物を処し食する事は人間の原罪、反捕鯨運動者への警鐘、トンカツ慕情"等、このマンガで僕自身社会生活の中で必要な素養を得たと思っている。


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昨年初旬、福島原発事故を取り上げた内容が物議を醸した。
僕の感想は『あー、やっぱりその手法で来たか』という所だった。


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伏線がある。日韓肉食対決では、"日本人による朝鮮人強制連行"、"日本が無理矢理に行った創始改名"等、自虐的テーマも時折挟み込まれていたからだ。
福島原発事故での低レベル被曝を巡っての批判は心情的には分かる。が、内容がお粗末過ぎた。雁谷氏を庇う訳ではないが、長年、同コミックを愛読した人達に納得出来るネストを絡め、再度、マンガ『美味しんぼ』を進めて欲しい。真実と異なる内容が明らかになった時、同マンガで軌道修正させる事を1読書として願う


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