ドラフト"逆指名制"こそ選手冥利に


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 2006年を最後に廃止された"逆指名制度"。功労や栄養費名目で裏資金が支払われた一場事件、西武による選手15人に対し計12億円の超過契約金が発覚したこと等が大きな原因だ。


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 ドラフト前の選手のコメントを見ると「在京圏がいい」「12球団どこでもOK 」と、割と文言に限りがある。「阪神以外、興味がないです」「小学生の時から憧れてたジャイアンツに入団したい」と言ってくれた方がファンはよりその選手を後押しするのではないだろうか。


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 プロの世界に入る以上、年俸は大事だ。ただ、プロを目指す若者は入団したいチームの1つや2つはあるだろう。かつてPL学園清原和博ジャイアンツ入団が出来ず記者会見で涙を流し、沖縄水産新垣渚ダイエーに行けずオリックスの編成部長が自殺する等不幸な出来事も少なからずあった。その後、清原はFAで巨人へ、新垣は希望入団枠でダイエーへ年を重ねて結果的に入団する。選手個々に入団チーム希望があれば初めからそれを叶えてやるのが本道だと思う。


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 自分が選んだチームでプレイし成功すれば、やり甲斐も高まるだろうし、失敗しても悔いは残らない。戦力均衡を図るためと言ってもFA や外国人助っ人で金銭的大型補強が出来るのだから戦力均衡なんてあり得ない。選手自身の思いをドラフトに反映させる"逆指名制度"は復活させるべきだと思う。


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