中国"南沙諸島侵攻"は対岸の火事ではない


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 ついに中国が動いた。米海軍のイージス駆逐艦南シナ海南沙諸島で中国が埋め立てた人工島から12海里の海域内を航行した事について、中国外務省報道局長は28日の定例会見で、「国連海洋法条約などの国際法と中国の関連する法律に違反した」と批判した。米国は作戦の「中立性」を強調しているが、中国は主張を受け入れない構えを鮮明にしている。
 

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 1996年、中国は国連海洋条約を批准しているにも関わらず何故この様な暴挙に出るのだろうか。
 2013年、習近平主席とアメリカのバイデン国務長官の会話が象徴的だ「太平洋は広い。どうだろう、ハワイから西はアメリカさんが守り、東は中国が守りますよ」と習主席が口火を切った。さすがのバイデンも驚き黙って帰国したとか。この中国の縄張り論が後に、ベトナム進出、南沙諸島の埋め立て作戦と軍事展開していく。


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 日本は憲法9条で70年間戦争してこなかったと述べる方々に聞きたい。ミスチーフ、スカボロー礁を中国に奪い取られたフィリピンは"外交努力"が足りなかったのだろうか。ベトナムEEZを侵犯されたベトナムは"話し合い"が足りなかったのだろうか。中国の力による現状変更は確実に加速していく。